院長コラム

2020.09.28

繰り返す逆流性食道炎

こんにちは今日は 。最近、若い方でも訴えが多いのが逆流性食道炎です。
口の中にすっぱいものがこみあげてくる、胸やけがする、げっぷが良く出るなど症状は様々ですが、長く続いていると辛いですよね。
治療は基本的には薬物療法ですが、よく聞かれる質問がありますので、今回はご紹介したいと思います。

詳しい症状などはこちらをご覧ください
https://www.edb-ichou.com/esophagitis/

なぜ繰り返すのか?
⇒原因として一番多いのは、
胃酸の出過ぎる状態(過酸)生活習慣などにより胃酸が多く出る状態が続くと発症してきます。

食道裂孔ヘルニア 肥満や妊娠などで腹圧が上昇する状態が続いている。加齢などで背骨が曲がるなどで食道周囲の組織のゆるみが出てくる。

食後すぐに横になる。食べたものが胃の中で停滞しやすい状態が続いてしまう。

薬を飲むと症状は改善するが、飲み続けて構わないのか?止めるタイミングは?
飲み続けて問題になるのは、副作用の出現ということでしょう。

①現在最も使用される、逆流性食道炎の治療薬であるPPI(タケキャブ・ネキシウム・パリエットなど)の副作用は、
感染症・肺炎・骨粗しょう症などです。
これらは比較的高齢者が起こしやすく、高齢者には長期投与によるリスクに対する注意も必要になります。

②逆流性食道炎にも病状の進行度が存在します。胃カメラの所見による進行度(LA分類)が使用されていて4段階(A~D)に分類されています。

A,B程度の進行度であれば症状が落ち着いているのであれば、
症状がある時だけ屯用として薬を服用することも可能です。(オンデマンド療法)
進行しているC、Dの逆流性食道炎では長期にわたり薬を飲み続ける必要があります。

『胃カメラは受けたほうが良いか?』
定期的に胃カメラを受ける意味はあるでしょうか?

胸やけ、胸部灼熱感、ゲップなどの症状があっても実際に内視鏡検査では、炎症所見を認めない方をNERD(非びらん性逆流性食道炎)と呼ばれています。
NERDは下部食道粘膜の知覚過敏によるものと考えられています。

実際に食道下部に炎症を起こしているGERD(びらん性逆流性食道炎)とNERDを診断するには、内視鏡検査は有用と考えられます。

 

何に気を付ければよいでしょうか?

①胃酸の出過ぎに気を付ける。
肥満を解消する、低脂肪食にする、甘いもの、刺激物、アルコールは控える禁煙。

②食後すぐに横にならない。
朝方の症状が強い人は、夜寝るときに上半身を高くしてみる。

③腹圧を下げる。
ベルト・コルセットでお腹を閉めすぎない。
前かがみにならない。肥満・便秘の解消。
 
いかがでしたでしょうか。特に、薬をいつまで飲めば良いのか不安な方は多いでしょう。症状の具合によって止めることができる場合もありますので、ご相談ください。

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